ネットウヨク的には、常に漢族=シナ人が悪く、少数民族であるウィグル族はかわいそうな被害者、ということになるでしょうが、本気でそう思っているとしたら、そういう物語に留まれるところに「園児」性を感じますし、なんでも利用できるものは利用するのだということでそういうことを言っているのなら、共産党などと同じように大衆を愚弄・「園児」扱いするものといわなければなりません。
民族紛争にどちらが正義ということはほとんどないといって良いと思います。
あるとすれば、オセアニアで「原住民狩り」を楽しんだ白人は絶対に悪だ・最悪だ、といえるあたりですが、これはあまり非難されていないし、シナを非難する右翼もたいして取り上げません。
先住民族だから絶対に尊重されるべきだともいえないと思います。尊重はされるべきでも、後から来た民族よりも優遇されるべきといえるかどうか、難しい問題があると思います。
たとえばマレーシアの話になりますが、マレー半島の先住民はマレー人やブミプトラですが、彼らを華人やタミル人より優遇し特権を与えることに賛成する気持ちになるかどうか。何も知らずにシナ人よりはマレー人のほうがマシだろうという人は日本に多いでしょうが(ネット右翼からはマレー人親日説みたいなのさえ出かねない)、ある程度マレーシアに滞在してみたら、別の感想を持つのではないかと思います。私は率直のところ、マレー人よりは華人のほうがよっぽど人間としてマシ、マレー人と付き合うよりは華人と付き合っていたほうが良い、と思います。シナ人が良いのでなくて、マレー人がやっぱり野蛮すぎるのです。仮に私がムスリムでもマレー人よりは華人のほうがマシだと思うでしょう。後からやって来たよそ者はどこでもそれなりに勤勉です。最初から信用されていないので、たいへん有能か正直で勤勉かどちらかでなければたいへんです。先住民が特権を振り回すのも非常に気分の悪いものです。
ウィグルの現実がどうなのかは知る由もありませんが、民族対立の正義と悪とは、そう簡単に割り切れるものではないと思います。
「ウイグル族に殺された」漢族が抗議デモ 新疆の騒乱
2009年7月7日21時37分
【ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=奥寺淳】1千人以上が騒乱で死傷した中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7日、ウイグル族に反発した漢族住民による数千人規模のデモが起き、一部が暴徒化してウイグル族の住居や車を襲撃した。ウイグル族側の抗議も続いている。漢族とウイグル族の対立感情が高まっており、自治区当局は同日、夜間に車でウルムチ市内に外出することを禁止した。
漢族のデモは午後1時ごろ始まった。会社員や大学生ら数千人が参加し、「ウイグル族に多くの漢族が殺された」と抗議。市街地南部のウイグル族居住地区入り口付近で数百人の警官隊ともみ合い、一部の漢族が居住地区になだれ込んだ。参加者はこん棒や鉄パイプを持ち、「自衛のため」と職場で配られた例もあるという。先のとがった鉄の棒を持つ人もいた。
この日午前には、5日夜に騒乱があった大通りで、ウイグル族住民約200人がデモを開始。女性が中心で、夫や息子たちが拘束されたことに抗議し、数百人の武装警官ともみ合いになった。

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